【英会話】second only to~ (~に次いで二番目の)
ニュース記事を見ているとこんな表現を見かけました。
”second only to ~”
難しい単語は使っていないのに、見慣れない言葉の並びのせいでイマイチ意味が分からず。。意味を調べてみると、
「~に次いで2番目」
とのことでした。面白い使い方ですね。
どうしてこういう意味になるのだろうと思って調べてみました。まず、onlyを使わず"second to ~"というと、「~に次ぐ、~に劣る・負ける、~の次に位する」という意味になるようです。ただ実際には、この"second to ~" の形で使われることはあまりないようで、
second to none: 何ものにも劣らない
という表現でよく用いられるようです。
He is second to none in diligence.
(彼は勤勉さでは誰にも負けない。)
ここで、最初の表現に戻って考えると、”second only to ~”というのは、
「~にのみ劣る」つまり「2番目("~"の部分が1番)」という意味になるわけですね。
こうして考えるとこのフレーズが「~に次いで2番目」という意味になるのが少し分かりやすくなった気がしますね。
ちなみにこの表現を見かけたのは、3/26のコロナウイルス関連のCNNニュースでした。
そこではこんな風に書かれていました。
Spain now has more coronavirus deaths than China, second only to Italy.
(スペインは現在、コロナウイルスによる死者数が中国を超え、イタリアに次いで世界第2位となっています。)
この記事を書いている4/2現在では、アメリカが1日当たりの死者数ではトップになっており、状況は刻一刻と変化しています。(合計死者数はまだイタリア、スペインには及びませんが)
こんなシチュエーションで1位2位争いはしたくないものですね。。
最後に余談ですが、”second only to”を"third only to"とすると「~に次いで3番目」となります。
Israel is third only to America and Canada in the number of companies listed on NASDAQ.
”~”の部分には1番と2番に該当する2つの名詞が入ります。
英語のニュース記事は、日常ではあまり聞き慣れない表現が用いられることも多く、読むのが大変です。ただアメリカに留学していても、普段の会話だけでは思っているほど語彙力は増えないので、こうしてニュースに出てくる表現を取り上げて調べるというのは良い勉強になりますね。
また気になる表現があったら紹介したいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。