Cuyamaca Rancho State Parkでキャンプ!
先日、サンディエゴから車で約1時間の距離にある、Cuyamaca Rancho State Park(クヤマカランチョ州立公園、"クヤマカ"は"カヤマカ"と書くこともあるみたいです。)に一泊のキャンプに行ってきました。
初めてのキャンプで色々と揃えるのは大変でしたが、静かな山中で一晩過ごすのは楽しい経験でした。
今日はその時の経験についてお話ししたいと思います。
- Cuyamaca Rancho State Park(クヤマカランチョ州立公園)へのアクセスと予約方法
- キャンプサイト内の様子
- Cuyamaca Rancho State Parkでのキャンプにおける注意点
Cuyamaca Rancho State Park(クヤマカランチョ州立公園)へのアクセスと予約方法
アクセス
Cuyamaca Rancho State Parkはサンディエゴから東の方へ、車で約1時間の所にあります。
道中はほぼ高速道路を走るだけで運転が難しい所も特になく簡単に辿り着きました。
車があれば気軽にアクセスできるのは嬉しいですね。
今回はCuyamaca Rancho State Parkの中にあるGreen Valley Campgroundというキャンプサイトに行きました。
キャンプサイトの予約
アメリカの国立公園などのキャンプ場では、繁忙期以外は予約を受け付けておらず当日早いもの勝ちで場所を取れるという所もあるようですが、このCuyamaca Rancho State Parkは予約制となっていました。
予約はこちらのサイトから行います。↓↓
California State Parks - California State Parks Reservation System
州立公園の予約はこのサイトで一括管理されているようです。
検索窓に行きたい公園名と日付を入力すれば空き状況が確認できます。
場所によっては二泊以上からしか予約できない公園もありますが、Cuyamaca Rancho State Parkは一泊から予約可能です。
繁忙期ではない平日だったにも関わらず、私が予約を取った時点でほとんど埋まっていました。(直前に予約したせいでもありますが。。)
キャンプサイト内の様子
下記画像はGreen Valley Campground内の地図です。今回はG034という場所を予約しました。(画像真ん中からやや下辺り)
キャンプ場の入り口にはゲートがあり、その入り口のスタッフに予約したサイト(私の場合G034)を伝えると「入っていいよ」という感じで、特にチェックイン手続きらしいことはありませんでした。
ちなみにチェックアウトについても同様に、帰る際に同じゲートで利用した場所を告げるだけでOKでした。
お昼からピクニックエリアでBBQ
チェックインは14時からという決まりだったので(ちなみにチェックアウトは12時)、ピクニックエリア(誰でも使って良いエリア)でお昼ご飯のBBQを楽しみました。
夏真っ只中の7月中旬に行ったので日の当たる場所は流石に暑かったですが、日陰に入ると充分涼しかったです。流石カリフォルニア!!
ピクニックエリアにはテーブルとグリル機がいくつも設置されていました。
私たち以外に人がいなかったので貸し切り状態でBBQを満喫しました。
昼過ぎに予約したキャンプサイトへ
ピクニックエリアでBBQをしている間にも、キャンプエリアに続々と車が入っていくのを目にしたので、「多少早く行っても問題ないだろう」と思い13時過ぎに自分たちが予約したキャンプサイトへと向かいました。(案の定特に問題ありませんでした。笑)
キャンプサイト内は一車線の道路になっています。道路脇に数字が記された杭のようなものが立っていてそれがキャンプサイトの番号になっています。
もし狭い所で対向車が来たらどうしようかと思いましたが無事出会うことなく自分たちの予約場所に辿り着けました。
アスファルトで舗装されている部分ギリギリまで車を突っ込んで停車。
丁寧に駐車場所が記されているわけでもなく、必要最低限しか道路がない感じがアメリカらしくていいですね。笑
各サイトに机とキャンプファイヤー用の場所が設置されています。
スペースはかなり広いのでゆったりと過ごせます。
駐車場所がテントを立てるスペースのすぐそばなので、車を物置きのように使えて便利でした。
キャンプサイトでの過ごし方
キャンプサイト到着後はマイペースにBBQグリルで食べ物を焼きながらのんびりと過ごしました。
携帯も圏外なので通知音が気になることもありません。
美味しいものを食べて、気が向くままに本を読んだりお喋りしたり…
時間に追われることなく「何もしないことを楽しむ」ような時間は、日常ではなかなか味わうことがないので、とてもリフレッシュ出来ました。
また、私たちの前に泊っていった人たちが残していったと思われる焚火用の薪が少し残っていたので、ちょっとだけキャンプファイヤーも楽しめました。
ちなみにキャンプファイヤー用の薪はキャンプサイト内で購入する必要があります。
私たちのサイトから最寄りのトイレに無人の(?)販売所があり、$8で販売されていました。
(ちなみにトイレは清潔感のある綺麗な水洗トイレでした。)
こののんびりした時間はとても楽しかったのですが、一つだけ大きな失敗がありました。
それは「コップを忘れたこと」です。
元々家でコーヒーを淹れて飲むのが好きなので、今回のキャンプにもコーヒーセット一式を持って行っていました。自然の中でコーヒーを飲む時間を楽しみにしていたのですが、肝心のコップを持ってき忘れるという大失態でした。。
やむを得ず、鍋にコーヒーを淹れて優勝力士さながらの格好でコーヒーをすすっていました。笑
コップって何気ないアイテムですがとても重要です。笑
夜は満点の星空を満喫
日が沈んだ後は、各テントの明かり以外何も見えなくなります。トイレに行くにもランタンが必須です。
それだけ明かりが少ないということは…そうです、空には満天の星空が広がります。
(私たちの安いスマホでは星空を綺麗に撮れないため画像でお見せできないのが残念ですが。。)
私たちの泊まった場所は木が多く、空が見えづらかったのですが、少し歩くだけで空が開けて充分に星空を楽しめました。
木の少ない場所なら、寝そべって星を眺めるという贅沢な時間を過ごすことも出来そうです。
外が真っ暗で出来ることもないので、星空を楽しんだ後は早々に就寝しました。
日没後しばらくは周りのテントから話し声が聞こえていましたが、22時以降はキャンプサイトの定めるquiet time(周囲に迷惑を掛けないよう音楽や大きな音を出さない時間)となることもあり、とても静かでした。
今回が初めての寝袋での就寝だったのですが、(テントの中とはいえ)地面に寝袋で寝ると、地面が固すぎてなかなか寝付けませんでした。
ウトウトしては背中が痛くて目が覚める、ということを繰り返しているうちに朝を迎えた、という感じでした。。
寝袋の下に敷くマットの重要性を痛感した夜となりました。
Cuyamaca Rancho State Parkでのキャンプにおける注意点
時間やスケジュールに追われず、スマホを気にすることもなく、気ままな時間を過ごす経験というのはとても気分が良く楽しかったです。
サンディエゴから車で気軽に行ける場所というのもCuyamaca Rancho State Parkの良い所ですね。
今回、7月中旬という(恐らく)一年で一番暑い時期に行きましたが、標高が高い(約1000m)こともあり、日陰に入れば涼しいくらいでした。
流石に直射日光に当たるとかなり暑いので気を付けるべきですが、木が多いおかげでほとんどの時間を影で過ごすことができたので助かりました。
一方で夜はかなり冷え込みます。寝袋で寝れば十分に凌げる気温ですが、寝袋の隙間からヒンヤリした空気が入り込んでくるのでしっかりと寝袋のジッパーを閉めて寝る必要がありました。
また日中の注意点として、今回キャンプサイトから動かずのんびりと過ごしていたわけですが、キャンプサイトにはハチやハエなどの虫が沢山いました。(汗)
特にBBQの臭いに釣られて机付近を飛び回っていたので、焼いた食べ物には蓋をしておくなどの対策をしていました。
ハチの種類について詳しくないので、危険な種類かどうかはわかりませんが、下手に刺激しないように気を付けた方がよさそうです。
ちなみに夕方以降は巣に帰るのか、パタリといなくなりました。
また、カリフォルニアでのキャンプ全般に対する注意点ですが、キャンプファイヤー用の薪は現地で調達するようにしましょう。薪の中に虫が生き残っている場合があり、余所の薪を持ち込むと外来種の虫を連れ込むことになり、そのキャンプサイトの植生や生態系が壊される恐れがあるためです。*1)
以上、今回は初キャンプの時の話でした。
これからもっとキャンプを楽しめるように経験を積んでいきたいな~と思える良い初体験でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。