ベジタリアン用の人工肉② Beyond Sausage(ビヨンドソーセージ)
以前、ベジタリアン用の人工肉、”Beyond Burger” についての記事を書きました。
今回はその第二弾になります。
同じくBeyond Meat社から販売されている人工肉ソーセージ ”Beyond Sausage” を食べてみたのでそのレポート、感想を書き綴っていきたいと思います。
- Beyond Sausage(ビヨンドソーセージ)の保存方法、調理方法
- Beyond Sausage(ビヨンドソーセージ)を食べた感想
- Beyond Sausage(ビヨンドソーセージ)の値段
- Beyond Sausage(ビヨンドソーセージ)の成分
- 所感
Beyond Sausage(ビヨンドソーセージ)の保存方法、調理方法
商品裏側のパッケージに説明書きがあります↓↓
保存方法
基本的には通常の肉と同じく冷蔵保管です。開封後3日以内に消費するよう記載されています。
冷凍品を購入した場合は冷蔵庫で解凍し、7日以内に消費するようにしましょう。再冷凍はしないようにとのことです。(恐らく食感が大きく変わってしまう恐れがあるのでしょう。)
調理方法
普通の肉のように調理しようとすると、見た目の変化が分かりにくく、火を入れすぎてしまって食感が悪くなる恐れがあるので、最初は記載された方法を守って調理するのが大切です。
注意点として、ボイル、レンジ調理、冷凍品をそのまま調理、の3つは避けるよう記載されています。
・フライパン調理(Skillet)
焦げ付かないように頻繁に焼き面を変えながら、中火~強火で6分ほど焼きます。焦げ付き防止加工されたものを使用することが推奨されています。
・グリル, 網焼き(Grill)
260℃で予熱しておき、ソーセージの表面にハケで油を塗っておきます。ソーセージを片面3分ずつ、計6分やきます。
・鉄板焼き(Griddle)
240℃程度に予熱した上で、頻繁に焼き面を変えつつ7分ほど焼きます。フライパン同様、焦げ付き防止加工されたものが推奨されています。
Beyond Sausage(ビヨンドソーセージ)を食べた感想
Beyond Sausageには二種類の味(Brat Original, Hot Italian)があります。今回食べたのはそのうち ”Hot Italian” のほうです。(実は食べた後に調べてみて、初めて味が二種類あることに気付きました。笑)
今回は特に味付けを工夫せず、フライパンで焼いて食べました。
食べてみた感想は一言で言うと、”美味しい” でした!
奥さんと二人で食べましたが、二人とも、Beyond Burgerよりも美味しいという意見で一致しました。
Beyond Burgerよりも肉がしっかりと詰まっているような感じで、一本食べただけで結構な満足感が得られました。
味は、基本的にはBeyond Burger同様あっさりした鶏のような味でしたが、日本の魚肉ソーセージよりはしっかりしていて、かなり肉に近いものになっていました。Beyond Burgerの時にも書きましたが、何も言われずに出されれば肉だと思って食べていると思います。
少し胡椒のような辛さがあり、Beyond Burgerよりもやや濃いめの味に感じます。それが満足感の原因かなと思います。
また、食べた後に何となくスース―するような、人工的な味(というか風味)が口の中に残ります。特に意識しなければ私は気になりませんでしたが、気になる人は気になるかも?と思いました。
食感は、シャウエッセンみたいな”パリッ!プリップリ!”というものではなく、しっとり系(?)のソーセージのようでした。太さもあるのでナイフとフォークで切りながら食べる形になります。
焼いている時にBeyond Burger同様、油のようなものが結構溢れてきます。また、Beyond Sausageは焼いた後の表面がギトギトしていて、食べている時に手や口周りが汚れやすかったです。笑
Beyond Sausage(ビヨンドソーセージ)の値段
スーパーで買った時の値段が1パック4本入り(4本で400g)で$8.99($1が112円として1000円くらい)でした。
Beyond Burgerが2枚入り(2枚で226g)で$5.99だったので1パックあたりでいうとソーセージの方が高いですが、重量ベースに換算するとソーセージの方がややお得です。
(ソーセージが250円/100g、バーガーが300円/100gくらい)
とはいえ私の住む地域では、牛肉でも$5/lb (120円/100g)、鶏肉だと$0.9/lb (20円/100g)くらいなのでそれと比べるとかなりお高いです。
Beyond Sausage(ビヨンドソーセージ)の成分
商品パッケージを元にソーセージの成分を羅列します。
主成分として、
- Water 水
- Pea Protein Isolate エンドウ豆タンパク質
- Refined Coconut Oil 精製ココナッツ油
- Sunflower Oil ヒマワリ油
- Natural Flavor 天然香料
の5つがあり、その他に2%以下の下記成分を添加物として含みます。
- Rice Protein 米タンパク質
- Faba Bean Protein ソラマメタンパク質
- Potato Starch 片栗粉(ジャガイモのデンプン)
- Salt 塩
- Fruit Juice (for color) 果汁(着色料)
- Vegetable Juice (for color) 野菜汁(着色料)
- Apple Fiber リンゴ繊維
- Methylcellulose メチルセルロース
- Citrus Extract (to protect quality) 柑橘類抽出物(保存料)
- Calcium Alginate Casing アルギン酸カルシウム膜
Beyond Burgerには入っていない成分を赤色で示しています。
タンパク源として米とソラマメが新たに加わっていますね。同じタンパクでも抽出元が変わると食感、風味が変わるんでしょうか?
どういう選び方をしているのか気になりますが、少なくとも相当な試行錯誤を重ねて開発されたのだろうなと思います。
成分の最後に記載されているアルギン酸カルシウムというのは、ソーセージを包む皮部分の成分です。人工イクラを作る時にも使用される成分として、一時期話題になりましたね。
Beyond BurgerとSausageに共通して含まれているメチルセルロースですが、これは増粘剤やコーティング剤として食品、医薬品に使われている成分です。ここでは、食感の調整に使っているのかと思います。
所感
今回、人工肉食レポ第二弾としてソーセージの実食と感想などを書いてみました。前回のバーガーでも思いましたが、肉コーナーに置かれるだけあって、肉の味、食感が高いレベルで再現されているなぁと感心します。
人によっては含まれている添加物の種類が多く感じるかもしれませんが、基本的には認可されているものばかりなので問題ないと思います。
私自身は肉も魚も大好きなので、代替肉ばかりを食べる未来というのは想像できませんが。笑
機会があれば皆さんも試してみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。