サンディエゴ留学生活

カリフォルニア州サンディエゴでの生活のことを中心に記事を作っています。サンディエゴの良さを伝えるとともにこれから海外生活を始める人の助けになるような情報や海外生活の楽しさを届けられるように発進していきたいと思います。

ヒルクレスト(Hillcrest)という街

 現在私はカリフォルニア州サンディエゴにて大学の研究員として働いています。

留学開始当初、最初の一ヶ月をサンディエゴにあるヒルクレスト(Hillcrest)という街にあるホテルで過ごしました。

 

現地にて部屋探しをするために最初はホテルでの滞在を選んだのですが、部屋探しの経緯については苦労したことも多かったので別途記事で部屋探しについては記事を作りました。これから留学を予定していて現地で家を探そうと考えている人には参考になるかと思いますのでよければご一読ください↓↓ 

mirada.hatenablog.com

 

一ヶ月という短い期間でしたがヒルクレストは楽しくて陽気な街だったので、今回はこの街での生活について書いていきたいと思います。

 

 

 ヒルクレストはサンディエゴ国際空港から北東に車で10分くらいの場所に位置する街です。

地図上でのヒルクレスト(Hillcrest)の位置

空港に到着後はタクシーでホテルまで移動しました。

所要時間約20分、費用はチップを含めて確か$35位だったと思います。

当時はどれ位時間がかかるのか、チップはどの程度あげればよいか、といったこともよく分からない状態だったので余分に払ってしまったように思います。

今なら車が使えない状態で移動が必要ならUberLyftといったアプリでの配車サービスを使うでしょうし、値段を安く済ませたいならMTSバスの1 dat pass(一日乗り放題で$5)を使うでしょう。

タクシーというサービスはこちらではあまり繁盛していないような気がしますね。

 

さて、ヒルクレストに話を戻します。

 

ヒルクレスト=LGBTの街

 ヒルクレストはLGBT(又はLGBTQ+) フレンドリーな街として有名で街には様々な人が行き交っています。

 


LGBT(Q+)とは: Lesbian Gay Bisexual Transgender(or Transsexual) Queer(or Questioning)の略。その他にもIntersex、Asexual、Ally等もあります。

Lesbian, Gay:女性或いは男性の同性愛者のこと。

Bisexual:両性愛者(男性と女性の両方に恋愛感情及び性的欲求を持つ人)のこと。

Queer:元は同性愛者を差別的に指す言葉として使われていたようですが、近年になってLGBTを包括的に表現する言葉として再定義された言葉だそうです。

Questioning:自身の性や性的志向がどのようなものかを探している最中の人のこと。

Intersex:生まれつき生殖系の構造変異があり男性、女性を特定する染色体パターンが一般的なものと合致しない人のこと。

Asexual:他者に対して性的な関心・欲求を示さない人のこと。

Ally:LGBT等には該当しないものの、そのような人達とその活動を支持・支援する人のこと。


 

住人の半数ほどがLGBTと言われており、街を歩いていると男性同士、女性同士のカップルもよく見かけます。タンクトップを着たゴリゴリな男性二人が手を繋いでいたり、へそ出し、ミニスカートで髭を生やした男性が歩いている風景も珍しくありません。 

 

バス停のベンチに性転換手術の広告が貼ってあったり、

性転換手術の広告が貼られたバス停のベンチ

 

トイレ表示のピクトグラム(下記写真参照)が男性、女性、その中間(=ハーフ)、車椅子となっていたり、

トイレの表示(ピクトグラム)、左から男性、女性、ハーフ、車椅子

 

ユニークなものをよく目にします。

 

街の雰囲気

 この街で一番有名で観光地にもなっているのがUniversity Avenueという通りですが、この通り沿いには様々な国籍のレストランやカフェが立ち並んでおり、メキシコ料理、インド料理、タイ料理、イタリア料理、アフガニスタン料理、etc.. 果ては日本のラーメン店まで世界中の料理が楽しめます。

夜になると、バー(ゲイバーも多いです)やレストランの明かりや街灯で照らされて道は比較的明るく、お酒を飲んだ陽気な人々の笑い声や話し声が聞こえてきます。

University Avenueの夜の様子

University Avenueの夜の様子

朝早くてまだ薄暗いうち(時期にもよりますが大体8時くらいまで)は人通りが少なく、歩道にホームレスが寝ていたりして女性が一人で歩くには少しだけ怖いかもしれませんが (それでも犬の散歩をしている女性も普通にいます)、基本的にはとても明るい雰囲気です。

道を歩いていてすれ違う人と目が合うとニコッと笑ってくれたり、”Hi”と軽く挨拶してくれるということが当たり前のようにあります。

色々なタイプの人がいるためか、街全体が寛容な雰囲気になっているような感じがします。

 

おすすめのお店

 それほど沢山のお店に行った訳ではないのですが、ヒルクレストで良かったと思ったお店を紹介します。

 

Better Buzz Coffee Roasters

University Avenue沿いにあるカフェです。(ヒルクレスト以外にもサンディエゴに数店舗あるようです。)

店内は賑やかで店員さんもとても愛想が良いです。

Better Buzz Coffee Roast ヒルクレスト(Hillcrest)店、店内の様子

天井が一部ガラス張りなこともあり、明るかったです。インテリアもオシャレです。

Better Buzz Coffee Roastヒルクレスト(Hillcrest)店、カフェの天井

 

お店の外にもテーブルと椅子がいくつか置いてありますが、昼前にもなるとほとんど満席になる程の人気でした。

何度か行きましたが、雰囲気だけでなく飲み物や食べ物がとても美味しいのも特長です。

カフェラテはコーヒーのうまみとほろ苦さをしっかり保ちつつ、ミルクのまろやかさをプラスしていながら無駄な甘さを足していないため、ブラックコーヒーが苦手だった妻が美味しいとゴクゴク飲んでいました。

食べ物で、妻のお気に入りはバナナナッツブレッドです。初めて食べた時から、”毎朝でも食べたい”と言っています。

私は食べ物の”バナナ風味”というのが苦手なのですが、このバナナナッツブレッドはバナナの風味があっさりしていてとても美味しく頂けました。妻が注文したものを一口もらった後に、もう一つ頼もうかと思ったくらいです。

 

Urban MO's Bar & Grill

 上記のBetter Buzz Coffeeと同じくUniversity Avenue沿いにあります。

通学時に毎日通る場所に位置しており、ただのバーかと思っていたのですが、友人に連れていってもらい中に入ると実はゲイバーでした。LGBT friendlyな街ならではですね。

ホールのスタッフもゲイの男性で、とても気さくなナイスガイ(ナイスゲイ?)でした。

毎日のように何かしらのイベントをやっているようで、私が行った時はdrag queen(ドラァグクイーン、女装した男性)によるパフォーマンスが行われていました。

パフォーマンスが行われるステージが直接見れる場所は有料席になっており(その他の席からはテレビ画面越しにステージの様子が見えました)、drag queen達は音楽に合わせて踊りながら時にその観客の間を歩いていき、客はそのdrag queenに対してチップのお札を渡していくという、何ともバブリーな光景が繰り広げられていました。

もう一度行く機会があれば有料席も体験してみたいです。

ちなみにホールで対応してくれていたスタッフも、別の日にはdrag queenとしてステージに立っているそうです。”Instagramやってるから是非見てね”と言われて検索してみると、綺麗な姿の彼の写真が沢山出てきました。写真撮影にも快く応えてくれて、楽しい経験が出来ました。

 

 

 今回はヒルクレストについてお話しさせてもらいました。

読んでくださった方が少しでもこの街に魅力を感じてくれたならとても嬉しいです。

 

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