Toy Story4 -トイストーリー4を観てきました① ※ネタバレあり
妻も私もとても好きなアニメなので、折角カリフォルニアに滞在していることだし多少英語が分からなくても行ってみようということで早速観に行ってきました。
細かいところは聞き取れなかったりしましたが、アニメということで分かりやすいセリフが多く意外と内容が理解できました。
なによりストーリーが安定の面白さでした。流石トイストーリーという感じで二人で大満足しました。
※本記事はネタバレを含みますので見たくないかたはストーリーの項は読まないでください。
映画館の様子
まずは映画館について。
こちらの友人に教えてもらった "Reading Cinema" というところでネット予約でチケットを取ったのですが、何といっても安い!
一人$8程度でした。
他の近所の映画館だと$16くらいで日本と同程度だったのですがここだけなぜか凄く安かったです。この値段なら何度か行ってみたいですね。
館内では定番のポップコーンなどの食べ物のほか、アルコール飲料を含むドリンクも販売されています。お酒を飲みながらの映画鑑賞も楽しそうですね。
途中で眠くなっては困るので今回はお酒は控えましたが。笑
特にグッズ販売とかはなくシンプルな作りでした。トイストーリー関連のグッズがあれば買おうかとも思っていましたが残念ながら見つけられず。
映画の上映時刻になると、日本と同じように10分程度、最新作の紹介CMが流れます。驚いたのが、”アナと雪の女王”の続編が公開予定だったこと。11月とのことだったのでまた公開したら行ってみたいですね。
日本でお馴染みの "No more 映画泥棒" の映像がないのがなぜか少し物足りないと感じてしまいました。日本では結構長いことあの映像が使われているので、あれがあると "これから映画が始まるな~" という気分にさせてくれるんですよね。
今回、英語で初めて映画を観ることに挑戦したので完全に内容を把握できたわけではないのですが、せっかくの機会なので理解できた部分を中心に映画の内容を備忘録的に書き留めておきたいと思います。
自分の中でストーリーを整理して書いておくと、 ”あのシーンが良かったな" とか "あそこの場面がここに繋がっていたのか!" といった具合に後から分かってくることもあって楽しいですね。
一度観ただけで全てを把握できている訳ではないので、ストーリー内容に多少間違いがあるかもしれませんがその点はご了承ください。
それでは以下に内容を書いていきたいと思います。
Toy Story4のストーリー(ここからネタバレです。)
トイストーリー4の映画は、主軸の話の9年前、ウッディたちがアンディのものだった頃の話から始まります。
ある雨の日の夜、アンディがおもちゃを持って部屋に帰ってきます。外で遊んでいて帰ってきたところでしょうか。
お母さんから夕飯の時間だと言われてすぐに部屋を出ていきます。
ウッディたちは急いで起き上がります。どうやらアンディのおもちゃのラジコンカーRCが忘れられて戻ってきていないようです。
部屋の外をライトで照らすと、そこには排水溝で水に流されるRCの姿が!
すぐさまウッディ指揮のもと、おもちゃたちは救助作戦に乗り出します。
流れるようなおもちゃ同士の連携を見ていると、トイストーリー3までの世界観を思い出して懐かしさを覚えます。
スリンキー(胴体がバネ状の犬のおもちゃ)を命綱に、ウッディが果敢に二階の部屋の窓から家の外に飛び出ます。
ギリギリのところでRCに届かずに必死に手を伸ばすウッディ。
スリンキーの長さが足りずもうダメかと思った時、急にウッディの体がガクッと前のめりになりRCに届きます。
後ろを見るとバレルオブモンキーたちが手を繋ぎ命綱を伸ばしてくれています。
何とかRCを助けることに成功したおもちゃたちはウッディを引き上げます。
安堵の中、引き上げ作業を進めていると、あと少しの所でアンディとお母さん(?)が部屋に入ってきます。すぐさま動きを止めるおもちゃたち。
アンディたちはウッディたちが開けた窓を閉め、ボーピープと羊を持って部屋を出ていってしまいます。
子どもが出て行った後で急いで窓を開けてスリンキーを部屋に入れ、無事救出作戦は成功します。
映画開始5分でいきなり山場を観せられ一気にストーリーに惹き込まれました。
そしてここで、これまでのトイストーリーで描かれていなかった重大な事実が明らかになります。
ウッディの恋人(?)のボーピープが部屋から連れ出された後、家の外の車に段ボールに入れられて運び出されているのです。
どうやらアンディ(正確には妹のモリ―?)が要らなくなったおもちゃを整理しているようで悲しいことにボーピープは他の家に持っていかれることになったようです。
それに気付いたウッディはすぐさま人間に気付かれないように、段ボールに入れられたボーピープの元へと駆け寄っていきます。
ウッディはボーピープに一緒に戻るよう説得しますが、ボーピープが ”おもちゃとはこういうものなのよ、次の子どもの所に行くのは仕方のないことなの” と言ってなだめます。
家の方からはアンディが ”ウッディがいないの!” とお母さんに言い外に探しに来ているのが聞こえてきます。
悲しそうな表情で諦めきれないウッディでしたが、車の持ち主も戻ってきてしまい段ボールを積んで車は発進してしまいます。
雨に打たれながら地面に横たわり、ボーを乗せた車を見つめるウッディ。
アンディがウッディを見つけ、 ”あった!” と喜びながらウッディを家へと連れて帰ります。
その後は おもちゃで遊ぶアンディの日常が穏やかに描かれ、月日が経っていきます。
アンディが成長し、幼い子どもであるボニー(Bonnie)に自分のおもちゃをあげる様子が映されます。
もらったおもちゃに大はしゃぎのボニーはウッディを持って庭を駆け回っています。
ここまでがイントロ部分となります。
ある日のこと。いつものように、おもちゃたちはボニーの部屋の押入れの中に収納されています。そろそろボニーが遊びにくる時間だとおもちゃたちがソワソワして待っています。ウッディが皆を落ち着かせるよう声を掛けていますがウッディ自身も浮き立つ気持ちを抑えきれません。
そこにボニーが登場。大部分のおもちゃたちを押入れから外に連れ出してボニーが遊んでいます。しかしウッディは残念ながら連れ出してもらえませんでした。他に残されたおもちゃたちと悔しそうな表情で話しています。
”もう三回続けて遊んでもらえなかったんじゃないか?” と聞かれ、
”数えてないね” とウッディは返します。強がって言っているものの、どうやらしばらく遊んでもらっていないようです。
彼の腕にはほこりが付いています。苛立ちながら取り払おうとするも静電気でひっついたほこりはうまく取れません。
(ほこりがついている=それだけ長いこと放置されている、ということがうまく表現されていますね。)
ほこりを取ろうとする仕草も観ていて可愛いのですが、本人としてはなかなか遊んでもらえず辛い思いをしていたことでしょう。
この日はボニーが初めて幼稚園に行く日。幼稚園でのオリエンテーションに参加することになっています。
知らない場所に行くことへの不安からボニーは ”おもちゃを連れて行ってもいい?” と両親に聞きますが、両親にダメだと言われてしまいます。しょんぼりしたボニーをなだめながら両親がボニーを部屋から連れ出します。
一旦人がいなくなった部屋で喋りだすおもちゃたちですが少ししてボニーが部屋に逃げ戻ってきます。
ボニーは不安で泣いています。
小さな子どもにとっては幼稚園という未知の場所に行くのが怖いものですよね。
その後再度両親に説得され、ボニーは幼稚園へと向かいます。
部屋のおもちゃたちがまた話し始めた時、異変に気付きます。
”あれ?ウッディがいない!”
不安に思うボニーを心配したウッディは、なんとこっそりとボニーのかばんに入って一緒に幼稚園へと向かっていたのです。
幼稚園という知らない場所で親から離れて過ごすボニーはビクビクと怯えています。
先生から言われてかばんを教室の後ろの棚に置き、おずおずと机に座り工作に取り組もうとしますが、道具が他の園児のものだったのか、持っていかれてしまいます。それを見てもうまく園児に話し掛けられずに、ボニーはうつむき加減で机にしょんぼりと座っています。
そんなボニーを励ますべく、ウッディは行動に出ます。
こっそりとかばんから抜け出し、教室の隅にあるゴミ箱にコソコソと向かい、中に落ちていたクレヨンをサッとボニーの近くに投げます。そしてボニーがテーブルから気を逸らした隙にゴミ箱に入っていたがらくたをボニーのテーブルに放り投げ素早く元のかばんに戻ります。
かばんからボニーを見守るウッディ。
ボニーはテーブルにあるがらくたと道具を使い自分のおもちゃを作り始めます。
ウッディの見事な働きにより、ボニーはその後無事幼稚園に馴染み楽しく過ごせたようです。
その後家に帰ってきたボニーはかばんを自分の部屋に放り込むと部屋から出ていきます。
かばんから出てきたウッディの元に仲間たちが駆け寄ってきます。
”なんで勝手に行ったんだよ?””どうだったんだ?”と問い詰める仲間たちを落ち着かせてウッディは答えます。
”ボニーは幼稚園で友達を作ったんだ。”と言うと、うまくやれてるようで良かったと仲間たちも安堵します。
するとウッディは、”違う、文字通り「作った」んだ。”と言うとかばんに向かって声を掛けます。
そこからおずおずと出てきたのが今回のストーリーの新キャラクター、フォーキー(Forky)です。
沢山のおもちゃに囲まれてフォーキーは思わず逃げ出そうとします。ウッディはそんなフォーキーを捕まえて、僕らは皆仲間だよ、心配いらない、と教えてあげます。
また、フォーキーは元々ゴミから作られたため、自分がおもちゃだという自覚がなく、ウッディに”We are all toys."と説明されても、”T... trash?"と聞き返してしまいます。びくびくと怯え、ゴミ箱が自分の居場所と考えゴミ箱に行こうとします。
おもちゃの先輩であるウッディが、逃げようとする彼の手を引き面倒を見てあげます。
ウッディの面倒見の良さが微笑ましいです。
そして怖がるフォーキーが可愛いです。笑
この映画においておもちゃたちは ”子どもに遊んでもらい子どもを楽しませる” ことが何よりの幸せであり、同時に使命であると考えています。
その中でもウッディは、アンディと過ごした日々が彼自身にとって非常に大切な思い出となっており、それ故におもちゃの持ち主の幸せを願う気持ちが他のおもちゃ以上に強くあります。そのためボニーが幼稚園で作り、幼稚園が楽しくなるきっかけとなったフォーキーがボニーにとって何よりも重要な存在であることを理解し、フォーキーを大切にしなくてはいけない、と他のおもちゃたちにも説きます。
素晴らしい兄貴肌です。
ボニーは家にいる時いつもフォーキーと一緒に過ごしました。
寝る時もフォーキーを握りしめています。フォーキーがボニーの手から逃げ出すとすぐにウッディが連れ戻します。
お出掛けする時もフォーキーを連れていこうとするのですがフォーキーはゴミ箱に逃げてしまいます。お父さんと一緒になってボニーが探している間にウッディがフォーキーをゴミ箱から横のベッドの上に投げ戻します。フォーキーを見つけて喜ぶボニー。
流石に何度か、”それはバレるだろ!”と思うシーンもありますがそこはアニメなのでご愛嬌。可愛いおもちゃたちの奮闘ぶりが面白おかしく描かれています。
そんな折、ボニーのお父さんがお仕事の休みを取れたため家族でロードトリップに出掛けることになります。ボニーが ”おもちゃも連れて行っていい?” と聞くとお父さんは ”もちろんだよ。” と優しく答えてくれます。
ここからおもちゃたちにとっても壮大な旅が始まります。
その②に続きます↓↓