アメリカでの車の日常点検
アメリカ生活での必須アイテム、車。
車検のないアメリカでは車の手入れも自己責任です。
街を走っていると時々、事故車だと一目で分かるようなボコボコにへこんだ車や、駐車場で埃を被っている車を見かけることもあります。車の所有者の中には手入れを何もせずに放置している人もいるのでしょう。それでも許されるのがアメリカです。笑
今回は、カリフォルニア州での生活における車の日常的な手入れについて、私が実際に行なっていることをお話ししたいと思います。
洗車
日本だと駐車場で水をぶっかけて豪快に洗車している人も多いと思います。しかし、私が今住んでいるアパートでは駐車場での洗車が禁止されているため存分に洗うことができません。
もちろんアパートによってルールが違うと思うので、自宅での洗車が可能な場合はそれで事足りると思います。
私のように自宅での洗車が出来ない、或いは洗車の時間や手間を省きたい場合は、ガソリンスタンドなどの洗車サービスを利用すると便利です。値段は大体$10前後。
しかし、私自身は実はまだ利用したことがありません。
カリフォルニアのガソリンスタンドはセルフ式が基本で、給油装置の脇にはガラスクリーナーと洗剤が置かれていることが多いです。それを使って給油作業の前後に軽く拭き掃除をして済ませています。
お金を掛けたくない方は一度ガソリンスタンドに立ち寄った時に確認してみてください。
タイヤの空気圧点検
自転車と同じように、車のタイヤも空気が入っているので、乗っていれば当然空気圧が低下してしまいます。タイヤ圧が低下していると燃費にも影響するので、私は月に一度程度、点検に行くように心がけています。
ガソリンスタンドでも$1以下で点検できる機械を見かけますが、私がいつも利用しているのは ”Discount Tire” というお店です。ここは車のタイヤを取り扱うお店ですが、店頭では車の整備作業が行われています。お店のスタッフに声を掛けると空気圧点検の場所に誘導してくれて、スタッフが無料でタイヤ圧の点検作業を行なってくれます。
適正なタイヤ圧は車ごとに異なるので点検前に確認しておきましょう。適正値は運転席の扉を開けた所に記載されていることが多いようです。
作業は数分で終了します。また、空気入れの部分のゴム製のカバーが無くなっている場合は無料でつけてくれます。時々イタズラで盗難に遭うことがあるようで、私も一つ無くなっていたことがありました。無料でつけてくれるのはありがたいですね。
エンジンオイルの交換
エンジンオイルの交換時期は一般的に3000 mile(約5000 km)と言われています。オイルのグレードが上がると走行距離も長くなりますが、大体1,2ヶ月に一回くらいの頻度になります。
私はというと、車購入時にこのことを知らず、半年以上交換せずに走っていました。笑
つい先日交換に行った際、スタッフにオイルの状態を聞くと、 ”暗い色になってはいたけどひどいというほどではなかったです” と教えてもらいました。
3000 mileでの交換というのは余裕を見た値なのだと思いますが、車へ余計な負荷を掛けないためにもしっかりと交換時期を守るようにしましょう。
私がオイル交換の時に利用したのが ”Jiffy Lube” というお店です。
オイル交換に来たとスタッフに伝えると、車を所定の場所に止めて、車のキーを渡して店内で待機するだけです。オイルの種類についても聞かれますが、一番安い ”Conventional” というグレードのものにしてもらいました。車ごとにオススメの(適正な)オイルグレードがあるようなのですが、安いものが良いと伝えるとそれにしてくれます。
オイル交換時にスタッフ三人がかりで車の簡易な整備も行なってくれます。
終了後に渡された領収書に記載されていましたが、点検項目は以下の通りでした。
- Oil level prior to service (サービス前のオイル液量)
- Change oil filter (オイルフィルターの交換)
- Check wiper blades (ワイパー点検)
- Check radiator overflow (ラジエーターの液漏れ確認)
- Check tire pressure (タイヤの空気圧点検)
- Check transmission/transaxle (トランスミッションの点検)
- Check power steering fluid (パワーステアリング液の点検)
- Check cabin air filter (席側エアフィルターの点検)
- Lubricate chassis (車台の潤滑油)
- Check air filter (エアフィルター点検)
- Check serpentine belt (サーペンタインベルトの点検)
- Check lights (ライトの点検)
- Check brake fluid level (ブレーキ液の点検)
- Check windshield washer fluid (洗浄液の点検)←特に何も言われませんでしたが結果を見ると継ぎ足してくれていたようです。
- Wash exterior windshield (フロントガラスの洗浄)
これだけの項目をオイル交換のついでに点検してくれて、値段は税込みで$37くらいでした。(クーポンでの割引き後の値段です)
Jiffy LubeのHPに行くとクーポンのページがあり、今回交換してもらったConventional oilだと$13の割引が受けられました。行く前に必ずチェックしましょう。
オイル交換時にタイヤの空気圧点検やフロントガラスの洗浄まで行なってくれるのはありがたいことですね。こまめに点検したい場合は上に挙げたDiscount Tireなどに行くと良いですが、月に一回オイル交換に行くのであればJiffy Lubeだけで十分かもしれません。
周りの人に聞くとJiffy Lubeではなく "Valvoline" というお店に行くという人も結構いました。どちらも大手なので料金、サービス内容共大きくは変わらないようです。
日本でペーパードライバーだった私にとっては、車の手入れは馴染みのないことで新しいことの連続です。今回挙げた内容以外にも、普段から気を付けて手入れすべき箇所があるかもしれませんが、今後も少しずつ勉強していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
↓下記ボタンを押していただけると励みになります。よろしければお願い致しますm(__)m